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アメツノヒツジ
偶蹄目ウシ科
ARTIODACTYLA Bovidae Ovis dulcis
学名「オビスドゥルキス」はラテン語で甘い羊の意。和名「飴角羊」は飴(ペロペロキャンディー状)の角を持つことに由来する。生クリームケーキのホイップに似たカールの毛並みをもち、全身がお菓子の様であることから、英名 スイーツシープと呼ばれる。 中東やアフリカを中心に尾に多くの脂肪を貯める脂尾羊(シビヨウ)が家畜化されているが、この種は摂取した糖分を角に結晶化させ、飴にして蓄える。 穀類やサトウキビ、ビート(砂糖大根)、果実など、糖分の多いものを好んで食べ、甘いものを沢山食べるほど大きな質の良い飴角が育つ。個体の食生活により、角は色、風味、ねじれ、様々な飴になり、収穫された角は縁起物として喜ばれる。乳は練乳に似る。 残念ながら、羊毛は少々べたつくため需要が少ないが、毛並みの良い(ホイップの美しい)個体は、観賞用に飼育される事がある。
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