種名の＜カエルレウス＞は、「青い」もしくは「暗色の」「黒ずんだ」の意。胴体と四肢は、靴下に似た毛並みで、特に2000年頃から日本の女子高校生の間で流行した紺色のハイソックスに似た容姿をもつことから、この和名をもつ。肢の爪は肥大化して、四肢の先を包み革靴のように見える。足裏は肉球があり、指の数は前後とも5本。爪が立たないため他のクマ属とは異なり木登りは苦手。雑食で何でも食べるが、性格は落ち着いており、綺麗好きである。また、特に雌は縄張りが流動的で、子供や若いクマに限らず年齢に関係なくグループで行動する様子がよく見受けられる。