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サバク(砂獏)

サバク(砂獏)

奇蹄目バク科バク属

PERISSODACTYLA Tapiridae Tapirus arene

 砂浜や果樹が植えてある公園の砂場に棲息。海藻や木の葉、果実などを主食とする。  全身が砂状の粒子で覆われる姿から和名「砂獏(サバク)」。種名の「アレネ」もラテン語の「砂」の意。  毛穴から体毛の代わりに砂に似た粒子を出し表皮に定着させる事で、擬態すると共に体を外力から保護する。体色は棲息地の砂色に似、頭から肩,上腕部と後肢が濃く、背中,腹部,腰は薄い。  中国ではバクの毛皮を敷いて寝ると邪気をはらうといわれ、日本ではそれが悪夢を喰う動物ということになったようだ。このバクは砂が水を吸うように体表から邪気を吸い込む聖獣とされ、砂場で遊ぶ子供の夜泣きやおねしょが止まるといわれる。

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