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ビニールカバ 青
偶蹄目カバ科カバ属
ARTIODACTYLA Hippopotamidae Hippopotamus cutiduplus
ポリ袋の様な質感の皮膚をもつカバ。尻尾から後肢にかけて形態もポリ袋に似る。ゴミ集積所の近くなどに棲息し廃棄されるごみ袋に擬態する。前肢は指が四本で蹄があるが、後肢はポリ袋の末端の様に円錐状にすぼまり、指は一本で蹄は無い。尾はポリ袋の開口部を縛ったような形。体色は黒または水色が多いが他の色のものもいる。種名「キュティドゥプルス」は二重の皮膚の意のラテン語の合成語。和名の「ビニールカバ」は外皮表面が「ポリエチレン」や「塩化ビニール」に似ることに由来する。皮膚が二重構造になっていて内側の皮膚と外側の皮膚の間に気体や液体を出し入れして流動させる事で、体温調節や皮膚の湿度調整を行う。ゴミの廃棄に炭酸カリウムの袋の使用が義務付けられたときに激減。個人宅収集が始まった事でほぼ絶滅種となった。
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